1年使った土屋鞄の牛革ランドセルをお手入れして綺麗に

土屋鞄ランドセルのお手入れ
ランドセル画像

次女が春休みに入りました。1年とは早いもので、この休みが終わると、次女が次からは2年生。

私の感覚では次女は、まだ幼稚園児ぐらいのつもりですが、入学式の写真と比べると、この1年でしっかりと成長しています。

そして持って帰ってきた、座布団や上靴やらも1年でボロボロに・・・

じゃ同じく1年使ったランドセルも汚れているのでは!ということで私がやっている、

ランドセルのメンテナンスについて紹介します。

目次

ランドセルのメンテナンスは必要か?

ランドセルの素材が、ヌメ革や合成皮革ではなく、特殊な加工がされていない、牛革のランドセルは、同じ牛革の鞄と同じようにメンテナンスしても大丈夫と思ってます。

ですが、鞄ってメンテナンスしない人の方が多いのではないでしょうか?同じようにランドセルも6年間もたせるためにメンテナンスが必要かというと不要だと思います。でも、せっかくの牛革のランドセル。質感を高めるということでは、メンテナンスをした方がより質感が高まるということでメンテナンスしていきます。

メンテナンスグッズ

今回使用するメンテナンスグッズはこちらです。

番号ツール用途必要性
馬毛ブラシやわらかい毛なので、埃をおとすのに使用。あればベスト
豚毛ブラシハリがあるので、クリームを延ばすのに使用。必要
ペネトレィトブラシ細かいところにクリームを塗るのに使用。あればベスト
M.モゥブレィ・ステインリムーバー革の汚れをとる必要
1909 シュプリームクリームデラックス革に栄養を与えるクリーム必要
ぼろ布汚れ落としと余分なクリームをとるのに使用。必要

メンテナンスのおおまかな流れ

STEP
ランドセルを空にする
  • ランドセルの中のものを全部出す
  • フックなどにかけているものも全部外す
  • ランドセルカバーも外す
STEP
肩ベルトなどを外す
  • メンテナンスのために肩ベルトなどを全部外す
STEP
埃を落とす
  • 馬毛ブラシなどで埃を落とす
STEP
汚れを落とす
  • クリーナーで汚れを落とす
STEP
保湿を行う
  • 保湿クリームで革に水分と栄養を入れる
  • 豚毛ブラシなどでクリームをのばす
  • 余分なクリームをさっとふき取る
STEP
元に戻す
  • 子どもの成長を確認し、ベルト穴をずらしたりしながらランドセルをもとに戻す

次から順番に詳細を紹介します。

step1 ランドセルを空にする

私の頃は、ランドセルの中身といえば教科書と筆箱ぐらいでしたが、終業式を終えた次女のランドセルの中身はこんな感じ・・・

ボックスティシュやらノートパソコンでランドセルはパンパン

まずは、ランドセルの中身を全部出していきます。

それが終われば、防犯ブザーやアクセサリーなどフックについているものやポケットの中のものも全部出します。

ランドセルの中身
ランドセルの裏
ランドセルの右側

step2 肩ベルトなどを外す

細かいところもメンテナンスするために、肩ベルトや中にあるベルトを外していきます。

ランドセルの肩ベルトを外したところ
ランドセルの中のベルトを外したところ

step3 埃を落とす

ランドセルは複雑な構造をしており、隙間などに埃が入っていることもあるので、軽く馬毛ブラシでブラッシングしていきます。

ランドセルの色が淡い場合、黒などの黒い靴のメンテナンスと同じブラシを利用すると、ランドセルに色がついてかえって汚くなるので注意してください。

step4 汚れを落とす

次女のランドセルはランドセルカバーをつけているので、外側はそんなに汚れていないと思いますが、内側をよくみると1年とは言え、少し黒ずんでいるところがあります。

ランドセルの汚れアップ
裏面右下部分アップ

こんな汚れにメインは靴用の汚れ落としのようですが、私はいつもM.モゥブレィ・ステインリムーバーを使っています。

いろいろサイズがありますが、ランドセルにしか使わないなら一番小さいので十分だと思います。

これの使い方ですが、ポイントは1つです。使うときは中で水分と洗浄液が分離しているので、よく振ってから使うことです。振らずに使うと汚れ落とし成分が少ない液体でメンテナンスすることになります。この液体をぼろ布につけてからランドセルを拭いていくのですが、私は、ぼろ布につけるタイミングで毎回振っています。

ということで、よく振ったM.モゥブレィ・ステインリムーバーを5円玉程度にぼろ布につけて、拭いていきます。1か所を2、3拭きする感じです。くれぐれもつけすぎは禁物です。最悪シミになります。

汚れがひどい箇所は、再度、液をつけて拭いていきます。

この作業をひたすら繰り返し、金属以外のところをひととり拭いたら、このステップは終了です。

step5 保湿を行う

ここまでで、ランドセルについた汚れは綺麗になったと思います。ここからは革に保湿成分を塗っていくことにより、革の柔軟性と艶が出てきます。

革に塗るクリームも色々と試しましたが、最近私は、1909 シュプリームクリームデラックス一択です。理由は

  • 塗りやすい 
  • いい匂いがする
  • 革に自然な光沢がでる

デメリットとしては、

  • 他のクリームよりお高い
  • 使い終わって雑にふたを閉めると、次に使うときに空きにくくなる

ことです。値段は価値相応ということで満足しています。空きにくくなるのは、クリームが淵で固まることと手がすべることが原因で、写真は見苦しくなってますが、私はケースに輪ゴムを巻いています。

これで、少し力をかけるだけですぐに空くので、デメリット解消しています。輪ゴムなしでは、かなり力を入れないと私は開けれません・・・

1909 シュプリームクリームデラックス

今回は、ペネトレィトブラシでクリームをとって、ランドセルに塗っていますが、なくても手で塗ったら大丈夫です。ただ、細かいところはこのブラシを使った方が丁寧に塗れる気がします。これも、次の工程でブラッシングする時に細かいところもほぼ塗れるので特に問題ないと思います。

1909 シュプリームクリームデラックスは、すぐに革が吸収してくれて塗ったらすぐに乾いていきます。全部乾ききる前に手際よく豚毛ブラシでブラッシングしていきます。

塗りたての時は、マットな感じの革がブラッシングしていくと、徐々に光沢を帯びていくのがわかると思います。光沢が出てきたらブラシの作業は終わりです。

最後に、表面をさっときれいなぼろ布で拭いたらメンテナンス完成です。

全体的に質感が上がり、汚れも綺麗に落ちました。

step6 元に戻す

メンテナンスが終わりましたが、春休みで時間もあるので、半日から数日、ランドセルにものを入れずにおいておきます。いつもは、ベランダでメンテナンスすることが多いので、日陰に半日ほどおいています。家の中なら数日おいています。このようにすると余分な水分がとんでからっとする気がします。

この工程が終われば、元にもどして終わりですが、最後にこれまで肩ベルトのサイズがあっているかあまり確認していなかったら、中身を戻したランドセルを背負わせてフィットしているか確認してあげてください。思ったより成長を感じられるかも知れませんよ。

ビフォーアフター

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

成果として、メンテナンス前と後の比較を載せておきます。ランドセルの中と裏側のアップ以外は写真では違いがわかりませんが・・・

前述のとおり、しないとダメということではありません。ただ私はやっぱり大事な革のランドセルなので、メンテナンスしてあげるとより一層愛着が出ると思ってます。

メンテナンス前

メンテナンス後

ランドセル手入れ前
ランドセル手入れ後
ランドセル内側手入れ前
ランドセル内側手入れ後
ランドセルの右側面手入れ前
ランドセルの右側面手入れ後
ランドセルの裏面手入れ前
ランドセルの裏面手入れ後
ランドセルの左側面手入れ前
ランドセルの左側面手入れ後
ランドセルの中手入れ前
ランドセルの中手入れ後
ランドセルの裏面手入れ前
ランドセルの裏面手入れ後
ランドセルの右下アップ手入れ前
裏面右下
ランドセルの右下アップ手入れ後
ランドセルの底手入れ前
ランドセルの底手入れ後
目次